温泉は「温泉法」という法律で定義されており、地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガスであって
以上の2点で、すべて「温泉」と呼びます。したがって、25℃以下でも、たとえば炭酸ガスが一定量以上含まれている地下水は「温泉」と呼ばれることになります。もちろん、湧出した時の温度が25℃以上であれば文句なしに温泉とよばれることになります。
温泉の定義とは別に、環境省が定めた「鉱泉分析法指針」に“療養泉”の規定があり、療養泉に当てはまる温泉には泉質名が与えられます。療養泉に該当する温泉は、全ての泉質が「一般的適応症」と呼ばれる効果が認められています。また、泉質に応じて「泉質別適応症」と呼ばれる効果もあります。
単純温泉 | 日本で一番多い泉質で、身体に対する刺激が少ないのが特徴。 |
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塩化物泉 | 皮膚に塩分が付着する為、入浴後の保温効果が高いのが特徴。 |
炭酸水素塩泉 | 含まれる炭酸ガスが皮膚から吸収され、血管を拡張する為、血圧降下や保温効果があると言われています。 |
含鉄泉 | 鉄分を多く含む為、空気にふれると酸化して色が赤褐色などに変化します。 |
硫黄泉 | 殺菌作用があり、皮膚の細菌やアトピーの原因物質を取り除きます。 |
硫酸塩泉 | 傷の治りを促進する効果があります。また、飲むことで腸の動きを活発化させます。 |
その他 |